作業の行程やネック材を切削後に一時寝かしたりする際に覚え書き程度に入れるものです。 |
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フィンガーボードを削って寝かし、狂いが出きった所で今度はグリップを削りまた寝かし、狂いが出きった所で更に両方向仕上げるという時間が掛かる作業をくり返すのです。勿論その間にも湿度の変化によって違う材を張り合わせたネックの場合は材によっても収縮率が違う為にどちらかに引っ張られます。 この辺りの時間、手間を惜しみなく掛け、それに長年の経験が生きているギターがカラザースなのです。ネックエンドに入れたサインは作業中にネックとボディが分らなくならない様にしてある覚え書きのようなものです。刻印は入っていません。でこぼこするので、せっかくネックポケットとネックの接合部分をピッタリ加工してあるのに隙間が出来てしまい、音の伝達が悪くなります。カラザ−スのネックはもしお客さまが御自分ではずそうとしますと、かなりきついと思います。更に湿度が多くなる5〜9月ならば、木がわずかですが膨張するので気を付けて行ってください。 |