ジョン・カラザースにあくまでも音の良い5AのBODYトップ用のWOODを選び出してもらいました。5Aキルトメイプルの写真もあったのですが、こちらのタイガーストライプの方を選びました。
ボディにバフがけをしているカラザース。既にマホガニーのホローBODYをウォルナットとプライした5Aメイプル材で、トップとバックからサンドイッチするという非常に手の込んだ構造のBODYは出来上がっている。 『バフのカバーはギブソンの箱ではないか!ここでも手作りにこだわる?』
BODYにカラザースがハンドバフを掛けているところです。この写真が送られて来たのは先月ですが、入荷したのは実は数日前。この事からも分かりますが、彼は完璧主義者なのでSET UPに本当に時間が掛かります。 あまり急がせないのが良いギターが出来るポイントかも? でも本人は楽しそうですね。 9/11のコラムで「もうすぐ入荷です」と書いたEle-Steelはまだ机の上に未塗装でネックだけありますね。オイ! しかし、木は切削した後に狂いを出し切ってから製作しないと、後々狂いが出ま す。『寝かし』が大事なのです。気長に待っているよ。ジョン。
『ピックガードのマテリアルはこれで良い?』とカラザース。本当に1本1本が全てプロトタイプ。どこにも手抜きナシ!!
そして出来上がったこのギター。べっ甲のバインディングも美しく、軽くて良く鳴るBODY。 思い起こせば、いつもお世話になっているシンガーソングライターの片岡大志さんは快く資料をお貸し頂いたり、ロックイン山形の店員さんに尽力頂いたりと約1年の道のり。大変に注文の細かかった今回のオーダーですが、ビルダーとしてノウハウを出し切った感のある“オーラ漂う”ギターに仕上がっています。NOW IN STOCK!
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